本研究では、Chyseobacterium sp. 5-3B株由来N-アセチルトランスフェラーゼの活性発現に関わるアミノ酸残基について調べた。既報のN-アセチルトランスフェラーゼ類とはアミノ酸レベルでの類似性が低かったが、データベースを参考に、推定高次構造モデルを作成することができた。これを基に活性発現に関わるアミノ酸残基と推定されるものについてアミノ酸置換を行い、酵素反応速度論パラメータを基に比較した。その結果、アセチルCoAとの結合には100Tyr、126Leu、132Leu、135Lys、131Lysが関わり、83Gluと133Tyrがアセチル基の転移に関わると推定することができた。
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