研究成果の概要 |
チャワンタケ亜門に属する糸状菌の細胞表層に存在するガラクトマンナン(GM)は,病原性糸状菌の感染機構や宿主側の防御機構と深く関係していることが示唆されている。GMには、真菌型ガラクトマンナン(FTGM)とO-マンノース型ガラクトマンナン(OMGM)が存在している。本研究によって,AfGfsAがβ1,5-ガラクトフラノース転移酵素であること,AfGfsAの立体構造,およびAfGfsAとAfGfsCが協調的にはたらくことによってAspergillus fumigatusの全てのβ1,5-ガラクトフラノース糖鎖が生合成されることを明らかにすることができた。
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