研究課題
基盤研究(C)
絶食などの栄養ストレスは、細胞内の代謝の変化を惹起し、生体は恒常性を維持する。モデル生物・線虫においては、短期(1日)絶食によって、寿命延長が見られるが、その詳細な分子機序は不明であった。本研究では、短期絶食による長寿命のメカニズムを解明することを目的とした。特に、メチオニン代謝サイクルに着目し、メチオニン代謝サイクルを構成する酵素群の長寿命への関与について解析を行った。その結果、短期絶食による長寿命は、メチオニン代謝サイクルを構成する代謝物量の変化を介していることが明らかとなった。
分子遺伝学