Site-1 protease (S1P)が可溶型プロレニン受容体(可溶型PRR)を産生する可能性を検証した。ヒトPRRを発現させたCHO細胞の内在性S1PをsiRNAで減少させると可溶型PRR産生は抑制された。逆に、遺伝子導入してS1Pを過剰発現させると可溶型PRR産生は増加した。S1P阻害剤PF429242はCHO細胞とHeLa細胞で可溶型PRR産生を抑制したが、ADAM阻害剤GM6001は抑制しなかった。Furin阻害剤Iは可溶型PRR量には影響しなかったが、そのサイズを増加させた。これらの結果から、可溶型PRRはS1Pとfurinの段階的プロセシングによって産生されることが示唆された。
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