研究課題
基盤研究(C)
常に異物に晒される胃腸の粘膜には複雑な防御システムが備わっている。胃腸特異的に発現する細胞内プロテアーゼ複合体G-カルパイン(カルパイン8とカルパイン9のヘテロ二量体)は、ストレス応答性の胃粘膜防御と、Th17細胞分化制御を介した腸管免疫に関与すると考えられるが、これらのメカニズムは不明である。本研究では、G-カルパインが粘液分泌細胞の移動・増殖の制御及び胃酸分泌の負の制御によって胃粘膜防御に働くことと、G-カルパイン活性と腸内細菌の腸管上皮接着との間に制御システムが存在する可能性を見出した。
細胞内タンパク質分解