研究課題
基盤研究(C)
木材の利用と生態系の保全とのバランスを考慮した天然林の管理について、北海道北部をモデル地域として考察した。択伐施業試験地における長期データから得られた主要樹種の個体群動態パラメータ、および樹種による伐採に対する反応の違い、天然更新補助作業等の効果を反映させた森林動態シミュレーションを実施した。森林の蓄積や、生物多様性の維持に寄与する構造を長期にわたって維持する森林施業の要件を、経済的な持続可能性も考慮して提示した。
造林学