研究課題
基盤研究(C)
セルロースは原料・エネルギー源としての期待が高いが、難溶解性であることが利用に向けての最大の問題点である。本研究では、セルロースのバイオリファイナリーへの応用に寄与することを目的として、セルロースの4種の結晶形(I, II, III,IV型結晶)を用いて分子シミュレーションを行ない、膨潤・溶解の制御のための基礎知見を得た。亜臨界状態で、各結晶形により膨潤・溶解の過程が異なること、およびその機構に関係したセルロース鎖間相互作用について明らかにした。
高分子計算機化学