本研究では、薬品担持率の異なる活性炭の比表面積、ミクロ孔容積等を調べ、悪臭除去試験した結果、以下のような知見を得た。 1)比表面積およびミクロ孔容積は、担持率が高くなるに従って計算値との差は大きくなることが分かった。2)担持率20%の比表面積およびミクロ孔容積は、アンモニア用に関して前処理温度の違いで値に差は生じなかったが、アセトアルデヒド用は値に差が生じた。3)ミクロ孔およびメソ孔容積分布は,担持率が高くなるに従って分布のピークは小さくなるが,特定の細孔が小さくなる等は確認されなかった。4)低担持率ではりんご剪定枝活性炭の除去率は高かった。
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