フグTh細胞に組換えフグIL-4/13またはIFNgを作用させたところ、発現の誘導されるTh系サイトカインの種類が異なることが確認された。同細胞を産生するサイトカインごとに種判別したところ、フグにおいても哺乳類と類似した機能性Th細胞の存在が示唆された。また、当該Th細胞の産生するIFNgおよびIL-4/13は、単球細胞を活性化することが明らかとなった。さらに、Th細胞は刺激する病原体成分の種類ごとに異なる分化パターンを示すことが確認された。以上の結果より、魚体内における機能性Th細胞は魚病診断の指標となることが示唆された。
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