研究課題
基盤研究(C)
ニホンウナギのポップアップタグを用いた解析結果から、川を降った親ウナギは、まずは黒潮を利用し、小笠原付近では南下すること、さらには大陸棚以外のどの場所(産卵場も含む)でも終始、日周鉛直移動を行っており、その上限と下限には光と水温が深く関係していることが明らかとなった。また、本種の産卵生態に関する研究結果から、本種の産卵の時間は、新月3日前の午前1時と推測することができ、また、産卵場所については西マリアナ海嶺南端部と塩分フロントが交差する近くの内部潮汐エネルギーが強くなる地点と考えた。
魚類生態学