食品事業者が食品安全確保のための第一義的な責任を果たすことができる仕組み作りが重要であるととの問題意識のもとに、①食品事業者における食品安全確保のためのシステムの導入状況と課題を明らかにする(GAPとHACCPを中心に検討した)、② 食品安全措置の実施に果たす公の役割と国と地方自治体の役割分担に関する考察と提言を行う、ことを研究課題とした。 食品事業者および国・地方自治体の食品安全担当者に対するヒアリング調査、および収集した文献・資料に基づいて実施した。日本の特徴や課題を明らかにするために、EU(加盟国の事例としてはドイツ)との比較検討を行った。
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