ソバ生産のある市町村に対するアンケートの結果から、6次産業化の取組が全国各地で活発に行われていることなどが明らかとなった。 先進事例の実態調査から、6次産業化等による地域振興の成功要因として次の点が指摘できる。1.地域ぐるみ型や行政主導型では行政や農協がまず施設整備など生産・販売体制を整備しているが、民間への移行をスムーズに実施していること、2.生産者主導型や民間企業主導型、ネットワーク型では地域住民が取組を主導し、補助金の導入など行政を巻き込んで6次産業化や地域振興を図っていることである。その一方で、先発地域では取組主体の高齢化、類似施設の増加による集客数の減少などが課題となっている。
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