研究課題
基盤研究(C)
低Ca血症予防方法開発のため、高塩素含有粗飼料の栽培および給与方法に関する検討を行った。まず、DCAD値の低い粗飼料を生産するための施肥方法を検討した。その結果、塩素系肥料の施用により、粗飼料中の塩素含量が高まり、 DCAD値が低下すること、また、施肥時期よりも施用量がDCAD値に影響することが明らかになった。塩素含量の多い粗飼料の嗜好性に問題は認められなかった。高塩素粗飼料を乳牛に給与すると、腸管での塩素吸収量が高まり、分娩時のCa代謝が改善される可能性が示された。
家畜飼養