非神経性アセチルコリンによる胃粘膜細胞の分化・増殖制御機構

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26450402
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 獣医学
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 海野 年弘 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (90252121)
• 連携研究者: 飯野 哲 福井大学, 医学部, 教授 (40242854)
• 研究協力者: 棚橋 靖行 京都産業大学, 総合生命科学部, 准教授 ; 内藤 清惟 岐阜大学, 大学院連合獣医学研究科 ; 祖父江 由希 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 永野 宏 岐阜大学, 大学院連合獣医学研究科 ; アロム フィロジ 岐阜大学, 大学院連合獣医学研究科 ; 鈴木 香澄 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 佐久間 絵光 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 池田 知実 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 宮川 真澄 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 伊藤 惇 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生 ; 和田 喜明 岐阜大学, 応用生物科学部, 学部学生
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 非神経性アセチルコリン / ムスカリン受容体 / 受容体サブタイプ / ノックアウトマウス / 胃粘膜細胞 / 増殖制御

研究成果の概要

本研究では、アセチルコリン（ACh）による胃粘膜および胃の平滑筋細胞の分化・増殖調節に、AChが作用する受容体のうちM2およびM3ムスカリン受容体サブタイプが関与する可能性について検討した。実験には、各サブタイプの欠損マウスを用い、胃における形態・組織学的変化および機能学的変化を検討し、野生型の場合と比較した。その結果、胃粘膜細胞のうち上皮細胞、表面粘液細胞および主細胞については、その増殖プロセスに対してM2サブタイプが抑制的に制御していることが示唆された。一方、平滑筋細胞については、その分化・増殖がM3サブタイプにより促進性に制御していることが示唆された。

自由記述の分野

薬理学