研究課題/領域番号 |
26450410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
朴 天鎬 北里大学, 獣医学部, 准教授 (50383550)
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連携研究者 |
井上 智 国立感染症研究所, 獣医科学部, 室長 (90213157)
山田 健太郎 大分大学, 医学部, 准教授 (70458280)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 狂犬病 / フィリピン / 犬 / 脳 / 洞毛(触毛) / 病理診断法 / メルケル細胞 / 人獣共通感染症 |
研究成果の概要 |
狂犬病の確定診断には脳組織を用いた直接蛍光抗体法が用いられる。この方法は頭蓋を開ける必要があり、開頭時にウイルスの飛散による実験者への感染リスクを伴う。哺乳動物には洞毛と呼ばれる感覚受容体があり、特に鼻口部皮膚に豊富に存在する。各洞毛には2,000個以上の神経終末が存在するため、洞毛が脳組織に代わる診断材料として期待されている。本研究では、狂犬病発病犬の洞毛を用いてウイルスのターゲット細胞と抗原分布について精査した。その結果、ウイルス抗原が洞毛の環状洞の高さに存在するメルケル細胞において高率に検出されることが判明した。本研究によって、洞毛が狂犬病の診断材料として極めて有用であることが示された。
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自由記述の分野 |
獣医病理学
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