研究課題
基盤研究(C)
繁殖雌牛群における尿中ZEN濃度と繁殖成績との関連性を検証するとともに、血清中抗ミューラー菅ホルモン (AMH) 濃度の測定を行い、ZENの内分泌撹乱作用の有無を調べた。その結果、尿中ZEN濃度が有意に高い牛群において、AMH濃度は有意に低い結果となり、ZEN浸潤動態と血清中AMH濃度との関連性が示唆された。さらに、LC/MS/MS法による尿中STC濃度測定法を確立して、ZEN汚染牛群由来尿サンプルの測定を行った。その結果、飼料中STCは経口摂取後にその大部分が肝臓でグルクロン酸胞合されること、及びZEN汚染牛群における飼料中ZENとSTCの共汚染の存在が初めて明らかにされた。
獣医繁殖学、産業動物獣医学