研究課題/領域番号 |
26450434
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
塚田 晃三 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (90304930)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 犬のがんペプチドワクチン / 犬メラノーマ / DLA-88型 / タイピング / melan-A / survivin / TRP-2 |
研究実績の概要 |
犬メラノーマの免疫療法の1つ、がんペプチドワクチンの3つの抗原(Melan-A 6ペプチド、survivin 6ペプチド、TRP-2 12ペプチド)について、現在まで犬血液635検体について解析したところ、Melan-A;56検体、survivin;71検体、TRP-2; 60検体にペプチド活性を認めた。これらのペプチドに反応する個体DLA-88型をタイピングするため、ゲノムDNAを精製、DLA-88 exon 2, 3の領域をPCRで増幅し、PCR productsをシークエンスした。また、同時にベクターpGEM-T Easyに組込み大腸菌株に導入、増殖させた後、プラスミドDNAの精製、同プライマーでシークエンスを実施し、ダイレクトPCRと比較した。簡略化可能な方法を検索中である。 また、シークエンス解析後のDLA-88型判定を正確かつ簡素化するため、4か所の多型領域を集中的に検索する方法も模索中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度の第3回日本獣医病理学専門家協会学術集会(16'3/29,3/30実施)の担当校に本学が15'3/30の時点で選出され、自分が事務局を全面的担当することになり、15'11/1~16'3/30までの期間、その準備と当日実施に時間を費やし、ほとんど実験を実施することができなくなった。
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今後の研究の推進方策 |
各ペプチドに反応したDLA-88型を決定するため、データを集計、統計学的に解析する。また、各種犬メラノーマ株を用いた細胞傷害性T細胞の誘導の確認実験を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
16'2月中旬の段階では、1か月以内に購入予定のものがありましたので、若干額残す様に意識しておりました。
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次年度使用額の使用計画 |
使用計画上全く問題ございません。
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