研究課題
基盤研究(C)
緑内障は視神経に障害をきたす進行性の難治性疾患である。本研究では、人犬共通の緑内障候補遺伝子であるSRBD1を対象に、多犬種を用いて詳細な遺伝子解析を実行した。本研究の遺伝子解析により、柴犬とシー・ズー犬の緑内障と最も有意に相関を示すSNPを見出した。また、アメリカン・コッカー・スパニエル犬、ミニチュア・ダックスフンド犬、ビーグル犬においても、緑内障と相関を示唆するSNPを見出した。特定したSNPはいずれもSRBD1遺伝子発現量の変動に有意な影響を与えている可能性が示唆された。
獣医眼科学