EW135はニワトリ卵白タンパク質であり、グループBのスカベンジャー受容体システインリッチ(SRCR)ドメインを9個繰り返し持つ構造をしている。以前、我々は抗EW135に結合するニワトリ血清タンパク質CS120を発見した。本研究はCS120の構造と機能の解明を目指した。我々はイオン交換クロマトグラフィーとアフィニティクロマトグラフィーを用いたCS120の精製法を開発した。cDNAクローニングにより解明された一次構造により、CS120がグループBのSRCRドメインを8個繰り返し持つことが判明した。CS120は黄色ブドウ球菌とプロテインAに結合した。一方、抗インフルエンザ活性は認められなかった。
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