研究課題
基盤研究(C)
環境の変化により分布が変化する吸血性節足動物(ベクター)媒介性の病原体による感染症は、環境変化の指標ともなるため、ベクタ―および宿主動物の病原体保有状況のモニタリングは重要である。本研究の結果、国内における定点観測候補地が選択され、ベクター媒介性感染症のモデルとなる鳥マラリアなどの鳥類血液寄生原虫の分布状況が明らかとなった。今後、選択されたモニタリング地点における調査を継続することにより、ベクター媒介性感染症の高リスク地域の特定・予想が可能になると期待される。
野生動物医学