移動障害当事者のバリアフリー情報収集の実態と公園緑地の開示情報の関係性を基にバリアフリー情報の主流化について検討した。移動障害当事者のバリアフリー情報収集においては、公式情報および発信元の属性が既知である場合の口コミ、人づて情報の利用頻度が高く、信頼も厚い一方で、バリアフリーマップ等の特定ユーザグループの情報や属性を伴わない口コミ、人づて情報の利用は限定的であることが明らかとなった。このことと公園緑地における開示内容とを併せて検討した結果、開示している写真においてバリアフリー情報が読み取れるよう配慮すること、属性が明確になるよう工夫した形式でのユーザ発信が有効であると考察された。
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