研究成果の概要(和文):汎用性のある多段階ワンポット反応を開発するべく、可溶性ポリマーを反応場として利用した。主にMannich反応を題材とし、溶媒、基質、ポリマー等について検討を行ったところ、水を溶媒として用い、PEG-dimethyl etherを至適ポリマーとして見出し、高い収率で目的化合物を得ることができた。続いて、種々の基質、試薬の適応性、一般性を検討したところ、反応場の形質が基質、試薬等を加える順序によっても大きく異なり、その形質の差異が収率に大きな影響を与えることが明らかになった。
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