研究課題
基盤研究(C)
通常,いくつもの化合物が混合物として存在することになる熱力学的な平衡反応系において,不斉結晶場での分子認識現象を利用する新たな方法論を開発し,光学活性化合物の供給法を確立した.具体的には,1)α位でのエピメリ化平衡を利用するジ置換ケトン類のジアステレオマー制御法,および2)アルコールのエノンに対するマイケル付加-脱離反応の平衡を利用した,光学活性α-置換-3-アルコキシケトン類の調製である.また,分子認識の様子をX線結晶構造解析により明らかにした.
化学系薬学