ペルオキシソーム膜に局在するABCD1-3の基質輸送機構ならびにABCD4のリソソーム局在化機構と機能を解析した。 ABCD1がacyl-CoA thioesterase 活性を有し、その活性がacyl-CoAのペルオキシソームへの輸送に必要であることを見出した。ABCD4がLMBD1と小胞体膜上で複合体を形成し、LMBD1のリソソーム移行シグナルに依存してリソソームへの局在化する仕組みを明らかにした。ABCD1-4をプロテオリポソームに組み込むことに成功し、基質輸送機構の詳細な解析が可能になった。
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