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2016 年度 研究成果報告書

慢性疼痛における脊髄アンジオテンシン系の役割の解明:新規治療法の開発を目指して

研究課題

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研究課題/領域番号 26460101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 薬理系薬学
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

丹野 孝一  東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (20207260)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード慢性疼痛 / 1型糖尿病 / 糖尿病性神経障害性疼痛 / アンジオテンシンⅡ / アンジオテンシン変換酵素 / AT1受容体 / ロサルタン / p38 MAPK
研究成果の概要

ストレプトゾトシン誘発性1型糖尿病モデルマウス(STZマウス)では血糖値の上昇に伴い疼痛閾値の低下が認められた。STZ投与後14日目における疼痛閾値の低下はAT1受容体拮抗薬のロサルタンによって抑制された。STZマウスの脊髄後角においてアンジオテンシン (Ang) ⅡおよびAng変換酵素 (ACE)の発現量は上昇していた。さらに、ACEはグリア細胞ではなく、神経細胞特異的に発現していることが確認された。以上の結果より、STZマウスでは脊髄後角の神経細胞におけるACEの発現量増加に起因し産生量が増加したAng ⅡがAT1受容体に作用し、糖尿病性神経障害性疼痛を引き起こしていることが示唆された。

自由記述の分野

神経薬理学

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公開日: 2018-03-22  

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