HPRTの活性が低いC57BL/6Jとは異なり、B6-ChrXCMSM はHPRT活性が高いタンパクが発現していると考えられる。尿酸値は、採血直後のB6/Uox-KOにおいてC57BL/6Jより約10倍高いことが認められた。30分放置およびアロプリノール添加30分後ではC57BL/6JマウスとB6-ChrXCMSMマウスのように尿酸値の増加は認められなかった。 マウス血漿尿酸値のin vitro上昇はマウス赤血球のHPRT活性が低く、血中尿酸値が低いためにヒポキサンチンが放出され、血漿内のキサンチンオキシダーゼ活性が高いために尿酸に変換されることが原因であると考えられた。
|