ローズベンガル投与と緑色光照射により作製した脳梗塞モデルマウスにおいて、梗塞体積は24時間後では1時間後より拡大したが、72時間後では24時間後と差がなかった。ローターロッド潜時は、1及び24時間後はshamより短かったが48時間後は差がなかった。自発運動量、立ち上がり回数及び、テイルサスペンション試験、抵抗性試験及び行動停止時間をもとにした神経障害スコアは、1時間後に最も障害され徐々に回復したが72時間後でもshamより低下していた。エダラボン及びGR103691誘導体は、梗塞体積を減少させ、行動障害を抑制した。以上、GR103691誘導体は、脳梗塞治療のリード化合物となることが示唆された。
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