研究課題
基盤研究(C)
ヒトの内皮細胞は全身に分布し、刺激に応じて様々な物質を放出することで生体の恒常性を維持している。生活習慣病である糖尿病や高血圧は持続的な慢性炎症が病態形成に関与するが血管内皮細胞や平滑筋細胞におけるシグナルは体系化されていない。本研究は慢性炎症病態における血管内皮細胞・平滑筋細胞のクロストークに着目して検討を行い、セロトニン収縮における性差、情報伝達、糖尿病罹患期間における収縮弛緩異常、細胞内イベントと血管反応、血管異常に対するポリフェノールの影響などについての最新の知見を得た。
病態生理学