周辺の酸性度という外部環境の変化に応じて形を変化させる、環境応答型分子として、ピリジンという窒素を含有する芳香環を持ったものをデザインした。この分子中には、特異的な立体構造を作り出すN-メチルアミド結合という部分構造が含まれている。 新たに作り出したアミド化合物として、直鎖状のオリゴマーおよび大環状のオリゴマーが得られた。またN,N-ジアリール型分子スイッチへの展開も行った。 これらの新規化合物は、酸性度を変化させると立体構造を変化させることが明らかとなり、更に一部のものは、大きな構造となって初めて生じるような立体構造変換を示した。
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