感染症マラリア撲滅にはギムザ染色法に代わる感染初期に感染の有無を見極める事のできる迅速な診断手法を、これまで構築してきた細胞チップを用いたマラリア検出法を基礎として、構築しようと考えた。原虫のゲノムを標的とし各チャンバー内でPCR反応を行うことで、治療方針を左右する原虫種同定法の確立。また各チャンバー内でマラリア原虫の1week培養、抗マラリア薬添加による生死判定を行うことでハイスループットな抗マラリア薬スクリーニング法の構築を行った。その結果、各反応ステップの基礎条件を決定するし薬剤耐性マラリア診断の基礎技術を構築することができた。今後すべての反応工程がオンチップ上でできる系を構築する。
|