研究課題
研究協力施設(広島大学、岡山大学、鹿児島大学、北海道大学、京都府立医大、兵庫医科大学、愛知医科大学、等)において、血液および生体試料を採取するシステムを構築した.薬物濃度測定方法の開発および解析結果をE-mailにて送付する報告体制を充実し、多施設間でのリアルタイムTDMシステムが構築できた. さらに、協力施設の拡大に努めている.PK/PDデータ収集●対象薬剤(過去5年以内に測定経験と研究実績のある抗菌剤)抗菌剤:カルバペネム系(メロペネム、ビアペネム、イミペネム、ドリペネム)セフェム系(塩酸セフォゾプラン、セフォチアム、塩酸セフェピム)キノロン系(プルリフロキサシン、シプロキサシン、パズフロキサシン)抗MRSA剤(アルベカシン、テイコプラニン、リネゾリド)その他(ミカファンギン、ボリコナゾール、ドブタマイシン)●評価項目:臨床分離菌のMIC分布、治療効果、その他●標的臓器:血液、尿、脳脊髄液、前立腺組織、精巣組織、腹水、胆汁、膵液、人工透析液が入手できた.●PKデータ収集:薬物濃度測定は、HPLC(高感度検出器購入)、GC-MS、LC-MSにて行った.●PDデータ収集: 医薬品のPD データは、研究協力施設・診療科から入手した.各施設で、本研究に対して倫理委員会の承認を得た後に研究を開始し、各種症例数10~20 症例のPK データを統計的に処理し、各薬剤のPPK を確定することに一部成功したが、資料数の少ない薬剤では建材進行形である.得られたデータを患者の年齢別(小児と新生児、成人、高齢者)、病態別(腎機能正常者、腎機能障害患者、肝機能障害患者)に比較検討している.
2: おおむね順調に進展している
各施設で、本研究に対して倫理委員会の承認を得た後に研究を開始し、各種症例数10~20 症例のPK データを統計的に処理し、各薬剤のPPK を確定することに一部成功したが、資料数の少ない薬剤では現在進行形である.症例の蓄積に尽力したいと考えている.
各施設で、本研究に対して倫理委員会の承認を得た後に研究を開始し、各種症例数10~20 症例のPK データを統計的に処理し、各薬剤のPPK を確定することに一部成功したが、資料数の少ない薬剤では建材進行形であるので、継続して研究を行いたい.データが得られたならば、得られたデータを患者の年齢別(小児と新生児、成人、高齢者)、病態別(腎機能正常者、腎機能障害患者、肝機能障害患者)に比較検討する予定である.
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件)
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