研究成果の概要 |
希少疾病Lambert-Eaton筋無力症(LEMS)治療薬の3,4-diaminopyridine (3,4-DAP)について、我々が既に見出している「LEMS患者での3,4-DAPの血漿中濃度の速やかな消失に比べ薬効が持続する現象」のメカニズムの解明を目的として動物モデルおよび健常人について検討した。そして薬効と血漿中濃度動態にずれが生じる原因が、筋肉への高い移行性に起因していることが示唆された。これらの結果を確認するために、薬効の指標として、筋電位の変化を、α-bungarotoxinを投与して作成した筋無力症モデルを用いて検討し、先の結果を支持する知見を得た。
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