研究課題
基盤研究(C)
化学療法による末梢神経障害(CIPN)の評価は、患者の主観的表現から判断されるため、客観性が乏しいことがある。そこで、知覚痛覚定量分析装置(Pain vison)を用いてCIPNの客観的評価を検討した。CIPN発現時の痛み度((疼痛感知感電流値-最小感知電流値)÷最小感知電流値×100)は、化学療法開始前に比べ有意な低下を認めた。Pain vision®は、医療者評価による主観的なCIPN評価を補完する非侵襲的かつ簡便な客観的CIPN検出法となる可能性が示唆された。
臨床薬学(がん化学療法)