臓器障害では酸化ストレスが関係することが明らかになりつつある。一方、小胞体ストレスおよび小胞体を介するアポトーシスも注目されつつある。モデル動物を用い各組織における酸化ストレス・小胞体ストレスをウエスタンブロット・免疫染色などで検討した。脂肪酸代謝機能を評価する標識薬剤として [I-131]9MPA を, 糖代謝機能を評価する薬剤として [C-14]2DG を、交感神経機能として[I-125]MIBGを用いた。 その結果、各疾患で酸化ストレスが亢進し、各治療薬のみならず機能性食品投与でもそれらが改善した。 酸化ストレスや小胞体ストレスを抑制することは、合併症治療等に効果的であると考えられた。
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