研究課題
基盤研究(C)
下垂体前葉には5種類のホルモン産生細胞が存在し、さらに非ホルモン産生性の濾胞星状細胞がこれらの細胞を取り囲むように存在する。濾胞星状細胞はパラクライン因子を介してホルモン産生細胞の細胞機能を制御すると考えられている。しかし、その制御機構は十分には解明されていない。本研究では濾胞星状細胞が新たに産生するパラクライン因子の同定を試みた。その結果、細胞成長因子や脂溶性ビタミンに属する生理活性物質が同定され、それらは新たな前葉細胞の機能調節因子として働くことが分かった。
内分泌学