研究課題/領域番号 |
26460344
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
泉 康雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10347495)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 動脈硬化 / 内皮障害 / エキソソーム |
研究実績の概要 |
超小型ミニブタ(マイクロミニピッグ)を用いて、非侵襲的に高血圧および動脈硬化を呈するメタボリック症候群モデルの作製に成功した。しかし、超小型ミニブタの購入が難しくなったため、申請時にも想定していたマウスモデルを用いることとした。 高血圧・内皮障害を来す内皮一酸化窒素合成酵素(eNOS)を欠失したマウスと動脈硬化を生じるアポリポタンパク質E(ApoE)を欠失したマウスを交配させ、eNOS/ApoEをともに欠失したマウス(DKOマウス)を作製した。このDKOマウスは、通常食投与でも高血圧症および脂質異常症を来すことがわかり、メタボリック症候群・動脈硬化モデルとして有用であることが分かった。DKOマウス血液からエキソソームを精製することに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は超小型ミニブタで評価することを優先していたが、超小型ミニブタの価格高騰などで、予算内での調達が困難となり、マウスのモデルに変更することとした。 マウスモデルを確立し、エキソソームの精製にも成功しており、当初の計画からの遅れはわずかである。
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今後の研究の推進方策 |
マウス動脈硬化モデルの血液からエキソソームを精製し、正常マウスとの比較検討や、加齢によるエキソソームの変化を捉えていくことで、エキソソームの役割の一端を明らかにしていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
残金はわずかであり、概ね計画通りに使用している。エキソソーム数の測定装置をレンタルしたため、当初の計画に比べて、その他の支出が増えた。
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次年度使用額の使用計画 |
研究費は引き続き、実験動物購入・飼育費、試薬・薬品購入費、抗体費などの消耗品を中心に使用する。また、本研究に関する学会への出張費・参加費等については、当大学の規定に従って適正に使用する。
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