研究課題
基盤研究(C)
マグネシウムイオンは生体機能の調節と維持に必須の2価カチオンである。実際に、マグネシウム代謝異常は、高血圧症や虚血性心疾患など、様々な疾患に関係することが知られている。近年、マグネシウム輸送体の候補遺伝子が報告されているが、それらの生理的役割については不明な点が多い。今回、マグネシウム輸送体ファミリーの遺伝子欠損マウスを作出したところ、SLC41A2輸送体欠損マウスの血管反応が減弱していることを見出した。つまり、SLC41A2輸送体は血管収縮制御に重要な役割を果たしていることが示唆された。
膜輸送体