研究成果の概要 |
マウス前立腺がん幹細胞における, インテグリンβ4(以下β4)/ErbB2/c-Metシグナリングによる自己複製能の増強が, ヒトでも同様なのかなどの解明のため, がん幹細胞の性質を示すヒト前立腺癌細胞を用いて検討した. β4-KO細胞において. また, EGFR/ErbB2阻害剤やMet阻害剤によりsphere形成が抑制された. また, β4-ControlやKO細胞のErbB2/c-Metシグナリングを活性化させDNAマイクロアレイを施行し, β4存在下でのc-Metの活性化が, 幹細胞の多能性に関する遺伝子の発現上昇を導いた. 以上よりヒトでもβ4が前立腺がん幹細胞に影響を与えていた.
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