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2016 年度 研究成果報告書

芽殖孤虫のゲノム解読による条虫類幼虫における無性増殖機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26460510
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関宮崎大学

研究代表者

丸山 治彦  宮崎大学, 医学部, 教授 (90229625)

連携研究者 倉持 利明  独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究部長 (80277590)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード孤虫症 / 芽殖孤虫 / 条虫 / 比較ゲノム / プレロセルコイド / 病原性 / 寄生虫
研究成果の概要

マンソン孤虫による通常の孤虫症と違い、芽殖孤虫は人体内で無性的に増殖し、感染は致死的に経過する。芽殖孤虫の無性増殖の謎を解明するため、マンソン孤虫と芽殖孤虫のゲノムを決定し両者を比較した。
芽殖孤虫のゲノムサイズは653 Mb、マンソン孤虫は796 Mbで、芽殖孤虫のゲノムでは16の遺伝子ファミリーが増大し、26の遺伝子ファミリーが縮小していた。増大していた遺伝子ファミリーは既知の遺伝子と相似性が低かったが、増大したファミリーの遺伝子には臓器分化、シグナル伝達、アポトーシスに関連するものがあった。これは、宿主内という定常環境に生息し臓器を持たないプレロセルコイドの活動を反映したものと考えられた。

自由記述の分野

寄生虫学

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公開日: 2018-03-22  

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