本研究は、赤血球型マラリアの感染防御に対する免疫応答において,T細胞の初期応答と免疫記憶の確立に関して、刺激によりIFNγを産生する細胞が蛍光タンパク質を発現するIFNγ-VENUSトランスジェニックマウスを用いて可視化し、赤血球型マラリア感染時に①いつ ②どこでT細胞の免疫応答が強く起きるか? ③どこで記憶T細胞は維持されるかの解析を行った。その結果、感染後7日までで脾臓においてT細胞が強く応答し、その後リンパ節などに移動することが判明した。60日以降においての解析で記憶T細胞は主に脾臓に存在していることが明らかになった。
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