研究課題
この研究課題で確認された症例は次のようなものであった;飼育カンガルー類の円虫症、愛玩ヨツユビハリネズミと外来アムールハリネズミのキュウセンダニ症・マダニ症・蠕虫症、飼育オオアシトガリネズミのダニ症・蠕虫症、医学実験用カニクイザルの肺吸虫症・蠕虫症・糸状虫症・肺ダニ症、インドネシア産固有ネズミ類の線虫症、飼育キリンの鉤虫症、特用家畜アルパカのコクシジウム症、飼育アジアゾウの円虫症、野生コククジラの寄生フジツボ症・クジラジラミ症、野生エゾシカのオンコセルカ症・肝蛭症・ハジラミ症、飼育イエネコおよび野生アメリカミンクのソボリフィーメ線虫症、飼育大型ネコ類の回虫症・コクシジウム症、飼育ラッコのアザラシハイダニ症、飼育ハナグマのハジラミ症、飼育アシカ類の糸状虫症、救護収容されたゼミガタアザラシのアザラシジラミ症、飼育オオハシおよびムクドリ類のシクロコエリデ吸虫症、救護収容された海ワシ類のアニサキス症、飼育カンムリシロムクのアトキプラズマ症、救護収容された各種野鳥のヒル症・糸状虫類様線虫症、飼育ハリセンボンのシステイデイコラ線虫症、飼育ジンベイザメのウオジラミ症、飼育オオサンショウウオのアタマビル症・毛細線虫症・その他蠕虫症、飼育ヘビ類のカリセファルス線虫症・ダニ症、飼育カメレオン類の糸状虫症、飼育ヤモリの舌虫症など。これらには、ヒトと動物の共通寄生虫病の病原体あるいはその症例のほか、飼育動物で深刻な影響を与える(あるいは、与えるであろう)症例も見出すことが出来た。中には、アザラシハイダニのようにヒト・飼育種・野生種の垣根を超える病原体(症例)の存在は、One Health理解のための有用な視座を与える。国外含め20以上の園館と共同研究を実施したが、日本動物園水族館(園館)協会登録施設は約160であり今後は残りの園館についても情報を収集したい。
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すべて 2018 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (22件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
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