研究課題
病原真菌Candida glabrataのステロール取り込みにかかわる因子を同定し、ステロール取り込みメカニズムを解明することを目的とした。平成26年度はこれまで継続して研究していたマンノプロテイン遺伝子TIR3の実験と論文作成を行い、論文を投稿した(Biochim Biophys Acta. 2015 Feb;1851(2):141-51)。新たなステロール取り込みに必要な因子についてはステロール取り込み状態の細胞における網羅的遺伝子発現解析を行い、現在はデータ解析の途中である。
3: やや遅れている
Candida glabrataのステロール取り込みに必須であるTIR3の解析を完了させ、論文投稿に従事していた。現在AUS1、TIR3以外のステロール取り込みにかかわる因子の探索を開始したところである。
平成26年度に完了しなかった網羅的遺伝子発現解析を終える。またステロール取り込みにかかわる候補遺伝子についてモデル酵母Saccharomyces cerevisiaeを用いた実験系を構築する。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Biochim Biophys Acta
巻: 1851(2) ページ: 141-151
10.1016/j.bbalip.2014.11.002