研究課題/領域番号 |
26460567
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
松宮 朋穂 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30344592)
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研究分担者 |
今泉 忠淳 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90232602)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 免疫学 / インターフェロン / インポーチン |
研究実績の概要 |
平成27年度は、importin 9 (IPO9)と細胞内で相互作用をし得るタンパク質の同定を中心とした解析を行った。はじめにIPO9の細胞内局在を免疫蛍光染色法で観察したところ、子宮頸癌由来細胞株であるHeLa細胞では、内因性のIPO9が核・細胞質に均等に分布していた。次に、HeLa細胞へ前年度に作製したIPO9発現ベクターを導入し、強制発現したIPO9タンパク質の局在を検討したところ、内因性のものと同様な発現分布を示した。そこで、強制発現系での実験が有効であると判断した。 HeLa細胞へIPO9を強制発現後、腫瘍壊死因子(TNF-α)処理した細胞を回収し、細胞溶解液で細胞を溶解した。なお、IPO9の発現が核・細胞質いずれにも認められたので、全分画を溶解する溶解液を用いた。その後、免疫沈降法で、IPO9タンパク質を沈降、溶出したのちに、ポリアクリルアミド電気泳動によって溶出タンパク質を分離した。分離したゲルを染色したところ、IPO9タンパク質と思われるバンドと共に、IPO9と相互作用していると考えられたバンドが複数認められた。そこで、これらのバンドを切り出したのちに質量分析法によるタンパク質の同定を行った。その結果、IPO9特異的に作用すると思われる核タンパク質、細胞質タンパク質が複数同定された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請書に記載した研究目的・研究計画と現在までの研究成果を照らし合わせると、27年度における研究計画は順調に遂行されていることから、本課題の進捗状況はおおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
本課題はおおむね研究計画に記載の通りに研究が推進されていることから、今後も研究計画に沿った研究を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度研究に係る消耗品費が予定より増額することが見込まれるから。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度使用予定の分子生物関連試薬、培養細胞試薬、蛍光観察用試薬を購入する。
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