研究課題/領域番号 |
26460595
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
植村 和正 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40303630)
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研究分担者 |
平川 仁尚 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00378168)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 終末期ケア / ファシリテーション / ワークショップ |
研究実績の概要 |
本年度は、名古屋、秋田、仙台、横浜、姫路、徳島にファシリテーター養成プログラムの実行委員会を組織し、各市の実行委員会のメンバーは、高齢者終末期ケアワークショッププログラムに参加経験のある専門職をファシリテーター養成プログラム参加者として指名した。 名古屋市において、各市のファシリテーター養成プログラム参加者が集まり、養成プログラムを受講した。養成プログラムは、(1)高齢者終末期ケアワークショップに参加者として参加、(2)ファシリテーションに関する小講義聴講、(3)各自で事前練習、(4)ファシリテーターとしてワークショップの1セッションを担当、(5)ビデオによる自己フィードバックとワークショップ参加者等からのフィードバックであった。ファシリテーション能力については、ビデオと評価票を用いた自己評価、名古屋市の実行委員会による他者評価により評価した。 また、本プログラムの改善点、本ファシリテーター養成プログラムおよび高齢者の終末期ケアワークショップを全国的に展開するための方略について、名古屋市の実行委員会のメンバーでフォーカスグループディスカッションを行い、その結果をKJ法にてまとめた。 本プログラムの改善点としては、教育原理、参加者の目標設定、ファシリテーションの基本スキル、フォローアップ研修、参加者のニーズに合わせた内容などを盛り込むことが挙げられた。 また、本プログラムおよび高齢者の終末期ケアワークショップの普及に向けた課題としては、予算と人手、やりがいをいかに伝えるか、事務局のユビキタスネットワークの構築、他の団体との連携、職場の理解、などが挙げられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ファシリテーションプログラムの開発と実施は順調に進んでおり、ワークショップ開催予定地域として北海道と九州を残すのみとなった。
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今後の研究の推進方策 |
上記のプログラム改善の課題を受けて内容の調整を行い、北海道と九州で本プログラムを実施する予定である。 また、本プログラムの改善点、本ファシリテーター養成プログラムおよび高齢者の終末期ケアワークショップを全国的に展開するための方略について、名古屋市以外の各市の実行委員会メンバーにもフォーカスグループインタビューを行い、KJ法などを用いてまとめる。これらの評価を基に、本研究の最終報告を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
年度末に外部の4人が名古屋大学に出張の際、一定額支給のホテルではなく、低料金の学内の施設に宿泊した。学内施設宿泊の場合は旅費規程で実費支給となり、ホテル宿泊の予算と実費との差額が生じて、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
秋田・仙台・横浜・姫路・徳島のファシリテータ養成プログラム完成のための打合せの旅費等の一部に使用予定。
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