研究課題/領域番号 |
26460608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2019) 名古屋市立大学 (2014-2018) |
研究代表者 |
小嶋 雅代 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (30326136)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 関節リウマチ / 疫学調査 / フォーカスグループ / 患者 / 高齢 / フレイル |
研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)患者を対象にアンケート調査とフォーカスグループを実施し、「患者自身の全般評価」を患者自身がどのように捉えているかを調べた。その結果、多くの患者がより具体的な評価方法を望んでいるが、主治医と対話しながら自分自身の評価の決め方を確立していくことにより、意味のある指標になりうることが示唆された。また平成28年国民生活基礎調査のデータを用い、全国患者数(82.2万人)などRAの疫学特性を明らかにした。さらに大学病院受診中のRA患者375人を調査し、RA患者は比較的若い年令でもフレイル該当者が多く、疾患活動性、身体機能、抑うつの関与が大きいことを明らかにした。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、多くのRA患者は自分の状態を正しく理解したいと考え、主治医との対話を求めていることが分かった。RA患者は比較的若い世代から健康上の問題による日常生活動作への影響を受ける者が多く、75歳以上からは加齢による変化も顕著に見られるが、非RA患者に比べて大きくはないため、RA患者においては若い世代からの介護予防・フレイル予防対策の実施が重要であると考えられる。
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