臨床実習において、本来の高い教育効果を維持しながら限られた人的・時間的資源の中でも持続可能なeポートフォリオプログラムの開発・検証・公開が実現できた。本研究で、コンピテンシー達成度の評価eポートフォリオ、日誌を中心とした学習eポートフォリオ、相談教員制度におけるeポートフォリオの数種のプログラムを導入し検証した。その結果、全科共通の臨床実習日誌を中心としたeポートフォリオが多くの科のニーズに合い、資源が限られている中でも持続する工夫が可能で、指導教員が学生一人ひとりに合わせてフィードバックを行うことで、学生それぞれの成長を促すことができ、高い教育効果が得られることが確認できた。
|