研究課題/領域番号 |
26460614
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
信岡 祐彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (10189425)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 医学教育 / 聴診 / 心雑音漸増追加 |
研究実績の概要 |
心雑音漸増追加方式の有効性について、医学部4年次の学生で、心雑音を漸増した場合の所見のわかりやすさについて検討を行った。その結果心雑音漸増追加により、約半数が聴き取りやすさの得点が上昇したが、約40%は聴き取りやすさの得点が変わらず、残り約10%は逆に聴き取りやすさの得点が低下した。この内容について、誌上発表(聖マリアンナ医科大学雑誌)を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
心雑音をデジタル化し、これを加工する方式の開発に時間を要していることが大きな理由である。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究結果から、心雑音漸増追加方式をより有効に活用するためには、心雑音の出力の方法と漸増のスピードについて検討する必要があると考えられたので、これを実施する。また漸増方式がある程度の効果があるのであれば、逆に心雑音を漸減させる方式も検討すべきであろう。今後は心雑音漸増追加方式だけでなく、漸減消失方式も加えてさらに検討を進める。 研究成果については、日本医学教育学会で発表を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
物品費に1,200,000を計上していたが、購入費が若干(12,000)それを下回ったため
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次年度使用額の使用計画 |
H28年度の物品購入に伴う消耗品費に充当する予定である。
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