海外の評価尺度を参考に、評価手法、指標設定について実際の記事を用いた一致率および妥当性の検証を行った。例として健康診断における基準値、食品の機能性表示、医療用麻薬、著名人のがん報道、新規治療薬について、「利用可能性」「新規性」の評価は一致して高かった一方で、「代替性」「あおり・病気づくり」は評価が分かれる結果となった。情報の対象や目的によって、評価基準は異なると想定された。 医療健康報道に関するアンケートを実施し評価チェックリストが試作された。中学国語科のモデル授業では記事の読み方、ヘルスリテラシーの必要性の共有など好意的な感想が多く寄せられ、広くリテラシー教育にも実践可能と考えられた。
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