各種の内因性ジギタリス(EDEF)がヒトに存在することを報告しているが、いずれもステロイド骨格を有する低分子物質であり解析手法が乏しい。質量分析イムノアッセイ(MISA)は少ない試料量で高感度な定性や定量解析が可能である。 現有の抗マリノブファゲニン(MBG)抗体用い、我々が確立したenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)の前処置に使用している簡易カラムと比べ、MISAチップに現有する抗体を吸着させておきチップ内で抗原抗体反応を起こし試料を加えることで、目的の物質のみ抽出可能かの検討を行ったがチューブ内で十分な抗原抗体反応を起こすにいたらなかった。
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