多発性骨髄腫(MM)前がん病変MGUS、難治性骨髄外形質細胞腫(EMM)を対象に、non coding RNAが疾患進行にどのように関わるのかを次世代シークエンサーRNA-seqで解析した。その結果MALAT1とNEAT1がMMとEMMでMGUSより高発現しており、特にMALAT1はEMMでMMより数千倍も高発現していた。MM細胞株でMALAT1をノックダウンしたが、細胞増殖、細胞運動遺伝子発現には変化は認められなかった。MALAT1、NEAT1発現量はボルテゾミブとドキソルビシンにより増加した。薬剤ストレスによって誘導されたMALAT1やNEAT1がEMM形成に関わることが示唆された。
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